コーパルスcprは、機械的胸部圧迫装置の分野において最も近代的かつ革新的な装置です。
素早く容易にセットアップできますので胸部圧迫の中断を最小限に留められ、完全に自動化された胸部圧迫は、救助者の負担を軽減し正確かつ継続的な胸部圧迫を確保します。スタンプ配置後は、気道確保や薬剤投与といった他の救命処置が行えます。
個別の処置
胸郭高14cm以上34cm未満の患者への処置が可能です。処置可能な患者の体重や胸部の幅に関して制限はありません。
処置モードは3タイプ、圧迫深度は2~6cm、圧迫速度は80~120回/分の間で設定調整でき、小児※・妊婦への処置も可能です。
処置モードは3タイプ、圧迫深度は2~6cm、圧迫速度は80~120回/分の間で設定調整でき、小児※・妊婦への処置も可能です。
※八歳以上かつ胸郭高14cm以上の小児に対して処置が可能となります。
ソフトキーで圧迫深度や圧迫速度等を構成
3つの異なる処置モードから選択可能
2サイズのスタンプで胸郭高に対応
直感的で容易な操作性
ワンタッチでコーパルスcprのアームとボードをセッティングする事ができ、アームの高さと角度を調整した後はロックレバーの操作のみで簡単にスタンプの位置を固定する事ができます。
容易な操作手順によって用手cprから機械的胸部圧迫への変更にかかる患者への無干渉時間が最小限に留められます。
1.ボードにアームを取付
2.アームを胸部の上に配置し、高さ・角度調整
3.ロックレバーを閉じてアームを固定
4.START/STOPキーを押し、胸骨圧迫開始
※搬送時は固定リングを配置し搬送準備
(レッグボード又はスクープボードを使用)
▲スクープボード使用時
※スタンプエクステンションが必要となります。
全方向からのアクセス
アーム型のコーパルスcprは、処置スペースが限られた状況でも患者に対して柔軟に配置することができ、ECG電極・除細動電極等の貼り付けやエアウェイスコープを使用した挿管等の患者の上半身や頭部への処置と診断に対して最適なアクセスが可能となります。
クアッドボード又はレッグボードをご使用の際は、アームを患者頭部側左右又は脇下左右のいずれか一方から配置できます。
クアッドボード
レッグボード
スクープボード
X 線透過性素材
各種ボードは、X線透過性カーボンで製造されており、蘇生処置中においても人工物の妨げなく冠動脈造影が可能な為、患者への無干渉時間が最小限に留められます。
cprのスタンプのみが僅かな影を作りますが、それ以外は冠状血管において視野は妨げられません。
エネルギー管理
リチウムイオンバッテリーは約80分稼働する事ができ、ディスプレイ画面で残りの稼働可能時間を分単位で表示します。バックパックに本体を収納した状態でも充電する事ができ、収納時もLED画面で充電状態を確認するができます。
LED画面で20%単位でバッテリー残量を表示
バッテリーは両側面の取り外しボタンを押すだけで簡単に取り外し可能
マグネット式RoPDコネクタによる電源使用